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MIMIC WORKS (2014)1980-1982

Yasuo Sugibayashi

高円寺円盤にて発売中!

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2013年12月22日(日)

@吉祥寺カフェ・ズミ レコード・コンサート 「杉林 恭雄の電子音楽」

MIMIC RECORDS って何?

杉林がMIMIC RECORDS名義で1981年に発表した1枚のアルバム、

「THE MASK OF THE IMPERIAL

海外の音楽マニアの間でも話題となったMIMIC RECORDSとは、いったい何だったのか?

自作電子楽器界の旗手、米本実との電子音楽セッション、

ゲストに地引雄一氏(テレグラフレコード)を迎えての、松島、米本、杉林によるトークセッション、

そしてズミの音響システムによるレコードコンサート、

様々な角度からこの謎めいたアルバムの本質に迫ります。

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@吉祥寺カフェ・ズミ

http://www.dzumi.jp/

〒180-0005 武蔵野市御殿山1-2-3 キヨノビル7F

サウンド・イメージ研究所 0422-72-7822

JR吉祥寺駅南口より徒歩5分

18:00開場、 18:40開演(レコード・スタート)

チャージ 1,500+ドリンク代

杉林恭雄が「くじら」結成前に制作していたマボロシの電子音楽レコード『ザ・マスク・オブ・ジ・インペリアル・ファミリー』を聴く夜。

自作電子楽器で有名な米本実との電子音楽セッションが聞き物。

問い合わせ:くたじゃ松島堂 0422-45-0066

『ザ・マスク・オブ・ジ・インペリアル・ファミリー』について

私が最初に「くじら」のリーダーの杉林さんの噂を聴いたのは84年頃で、カトラ・トゥラーナのドラマーの田中さんの口からだった。

「杉林さんはね、本当に橋幸夫とか好きなんだ」

元々独自な歌謡性が話題であった「くじら」だが、とりあえずニューウェーブにくくられるアーティストが橋幸夫好きとは面白いなと思ったのだ。そして、その直後に私は実際

なんかバンド全体が持つ祝祭性に圧倒されたのだが、そこには歌謡性を始め、多様な要素がひしめき合っていた。しかも攻撃性や破壊性でない形で吹き出しているのが良いなと

ところで、杉林氏は「くじら」以前になんと電子音楽のレコードを自主制作していたのだ、という事をつい最近になって知った。仰天した。そしてそれを聴かせてもらうと「く

電子音楽でありながら、当時の冨田勲にも似てないし、プログレにも似てない。まして、イーノ的なアンビエントとも何か違う。ノイズでもない。おやおやと思った。

何度か聴くと、ああ、ここにも祝祭性が漂っているじゃないか。

この謎は、杉林氏本人と話す事で解けた。杉林氏は電子音楽を目指していたというよりも、当時は民族音楽を熱心に聴いていたと言うのだ。

なるほど、この作品の反復性は共同体の祝祭の音楽によく現れる、長時間におよぶ反復に似ているではないか。

しかし民族音楽にインスパイアされて、生楽器ではなく電子楽器で、作品を作るとは!なぜそんな事を思いついたのだろう?

本人に聞いてみると「まず当時の自主制作レコードのブームに影響された。でも、一人でやるには電子楽器で音を重ねるしかないなと思った。で、大金出してシンセサイザーを

初めての『自分の作品』であったと言うのだ。そして驚く事に…

「これができたから、自分の音楽ができるようになった。逆に言うと、これがなかったら、くじらは生まれなかったと思う」(!)

まとめると、杉林恭雄すべての原点としての(電子)音楽作品が『ザ・マスク・オブ・ジ・インペリアル・ファミリー』なのだ。橋幸夫も民族音楽も内包して、まだ見ぬ「くじ

この作品は現在まったく再発売の予定がなく、知られずに埋れて行くのは誠に惜しい!だから、何の手も加えずにレコードコンサートをやって、みんなに聴いていただく事を思

あえてキャッチーな言い回しをすれば『みんな、日本のホルガー・シューカイの作品を聴きにきなさい』だ。古びないのに、時代性を感じさせる、不思議な傑作を。

(素晴らしいオーディオ装置を貸して下さるカフェ・ズミに感謝いたします)

 

テクノとくじら

なぜかテクノ、ディスコもの好きの高校生が、NHKでくじらを見て、

物凄く惹かれるものがあり、当時高校生なりに苦労して「砂の子供」のレコードをゲット。

それから約20年後、音響ジャムで杉林さんとお会いして、

「ザ・マスク・オブ・インペリアル・ファミリー」の話しを伺ってびっくり!

楠さんも、キオトさんも、エレクトリックな音楽に関心があって、

無意識でくじらの方々の表面には現れていない音楽性を感じていたんだなぁ〜と思った次第です。

その辺りのことを当日話したいと思っています。

    

 

幻を音にする

若気の至りであろう、ある時、「幻を音にしたい」という思いに取り憑かれた。

それでいて自分の古層に届くような音。

しかもそれは、自分が作らなくてはこの世に存在しないであろう音楽でなければいけない。

そんなものとても出来そうも無い。

結局僕は「シンセサイザー」と「模倣」というキーワードに頼ることになる。

杉林恭雄

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ⓒQUJILA

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